若者学習人材育成事業・教育現場研修

2年生の算数の授業の様子
2年生の算数の授業の様子

●10月20日(月)

9:30 ~ 11:10

若者学習支援人材育成事業・教育現場研修

@知立市立知立東小学校

 

愛知県が行っている雇用支援のひとつとして若者学習支援人材育成事業というものがあります。給料を受けながら教育現場等での研修・実習でスキルアップが図れるというものです。

今回はこの支援プログラムを受けながら小学校で教員のアシスタントとして働いている若者の話とその小学校の様子を視察しに行って参りました。

この知立東小学校はブラジル人の子どもが全生徒の約半数を占めるということなので、日本語がまだよく分からないブラジル人児童や学習レベルにかなりの差がある児童も大勢いるということで、国語と算数のクラスを『こだま』『ひかり』『のぞみ』という3つのクラスに分けて授業を行っているということでした。

クラスの名前が何故、新幹線の名前になっているのかわからないですが、なんとなく、『こだま』がゆっくりコースなのかなっていうことは想像がつきますね。

特に『こだま』のクラスでは、授業の内容が分からなかったり、行動の遅い子どもがたくさんいるので、アシスタント的な先生がいるのは本当に助かるということを校長先生もおっしゃっていました。

この支援プログラムを利用している20代の男性から話を聞きましたが、子供たちの学習の手助けをしたり一緒に遊んだりする中から、子供たちとのふれあいがこんなに楽しくてやりがいのあるものなのか、ということに気づかされたということです。そして自分も教員の免許をとる為にもう一度勉強しようと新たな決意を固めたということでした。

 

このように給料をきちんと支給されて、職場体験ができるというのは、すばらしいことだと思います。

この支援は国からの助成によるものだということですが、もっと予算枠を広げて1人でも多くの人にこのような体験ができるような取り組みをしていただきたいと強く思いました。

yk

 

 

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コメント: 2
  • #1

    昭人 (土曜日, 17 12月 2011 00:21)

    視察大変ありがとうございました。私の娘もこの研修に参加しています。支援をいただき、研修をさせていただき県関係機関には深謝しています。
    上記のように、職場体験なども充実はしている様子です。この記事を拝見してコメントさせていただいたのは、すべてに異論があるのではないのですが、この事業の主旨、目的がパソナの広告のとおり、教育現場(小・中学校)での研修を実施する事により学習支援人材として育成を図ったうえで、就職可能な企業等での職場実習を経て、子供の教育にかかわる企業などへの正規雇用への就職を目指します。とあります。ところが研修生へ紹介されている1月からの受け入れ企業が10社ほどしかなく、それも関係企業ではなく、研修生たちは困惑しています。研修生であるがゆえに気持ちをぶつけるところがなく1名を除く14名が悲鳴を上げています。先生、研修生たちの悲鳴を聴いてやっていただけないでしょうか。お願いします。それから支援事業といえど、研修をさせていただいた学校へ10万円近い金額の物品などが報償として配布されていることなどご存知でしょうか。学校として雑収入として受け入れがたく物品なのでしょうか。私自身教育現場で勤務している関係で支援事業の一部に不満を覚えてしまうところです。県へ出向き事業の委細を照会していただこうとも考えています。

  • #2

    通りすがり (日曜日, 22 1月 2012 17:42)

    人の生きる力は、小さな社会の家庭と
    深く事業の事は知りませんが、コメントさせて頂きます。
    現実の社会で培われます。ゴールは、就職ではなく本人の人間力の育成ではないでしょうか。

    周りから与えるのではなく、自分から与えられる人間力を身につけさせる人作りが必要なのだと思います。