兼ねてから計画していたプロジェクトのひとつである、『100人インタビュー!』シリーズを今年から始めることにしました。
第1弾は
『施設従事者・ヘルパーさん100人にインタビュー!』です。
少し長いですが、お時間あるときに目を通してみてください。
最近団塊の世代や、30〜40代でも自分の両親や祖父母の介護で頭を悩ませている人がたくさんいるようです。
民間の老人ホームだと値段が高いので、金持ちしか入れないことが多かったり、保険の適用ができる医療法人の介護老人施設だと、かなり長く待たなければならないにも関わらず、3ヶ月しか入所できなかったり、介護の度合いによっては特別養護老人施設にしか受け入れてもらえないが、待っている人が多くていつ入所できるか分からないといったように、ななかなかスムーズに行かないケースが多いようです。
一方介護施設やデイケアの現場で働いているヘルパーさん、介護士の方なども色々な問題をかかえながらなんとか業務をこなしているというのが現状のようです。
このような状況を少しでも把握するために、現在ヘルパーや介護士として仕事をしている方々に職場の同僚さんたちの声を聞いていただきました。
アンケートにお答えいただいた方々100人のナマの声は以下の通りです。
(18歳(学生含む)〜38歳の男女に聞きました。)
<<ヘルパー・施設従事者の労働・実務に関する主な意見、感想>>
▶賃金が安い
▶休みが取れない
▶休みが取りにくい
▶休むと人間関係が悪くなる
▶人手が足りない
▶仕事内容ト給料が合わない
▶シフトがいい加減
▶拘束時間は長いが残業手当はつかない
▶拘束時間が10時間なのに時間給は8時間で手当もない
▶自分の車を使うのにガソリン代を請求できない→やめるきっかけ
▶施設車両がないと自分の車を使わないと遅くなるし、ただ働きになる
▶車両手当と時給が込み→誰に聞いてもおかしいと言われる
▶施設で物がなくなったと言われ、嫌な思いをする
▶前に入ったヘルパーのやり方が悪い→とばっちり
▶援助項目にないことを言われる→断るとクレームを出される
▶私のプライベートを色々と聞いてくる
▶ヘルパーの不満やクレームを聞かなくてはいけない
▶女性が多いのでうわさ話や悪口を言われる
▶サービス残業が多すぎる
▶急に仕事を頼まれる→前もって言って欲しい
▶研修ミーティングが多すぎる→時給に関係ない
▶仕事が終わってからの集まりが多い→早く帰りたい
▶手取り16万円(支給が額面20万円)→将来不安
▶人の入れ替わりが激しすぎる→待遇(時給や給料)が少しでも良いところへ
▶交通費が出ない(自分の車を使用するのに。。。)
▶利用者様への好き嫌いで介助をしている人がいる
▶あのお宅へは行きたくない、とわがまま
▶いかに楽な利用者にあたるか・・・と思惑が見え見え
▶賃金が最低手取り20万円ないと、こちらの生活が成り立たない
▶貯金ができない。介護職の将来がこのままやっていても見えてこない
▶船頭がたくさんいすぎて、どうしていいのか分からない時が多々ある
<<辞めた、辞めたいと考えている理由>>
▶賃金が安すぎて生活できないので仕方がない
▶もっとマシな施設があるため
▶待遇が悪すぎる(給与・手当)
▶時給で派遣の方が賃金をもらえる(3万円多くなった)
▶他のヘルパーさんから誘われた(賃金もアップした)
▶新しい職場では車両手当がゼロから7千円支給されるようになった
▶人間関係でストレスだった(噂話に絶えられない)
▶上司が利用さんの前とスタッフの前で一変する性格が嫌だった
▶外国人スタッフが増えてきた為(外国人ということで仕事量増)
▶いいように施設に使われていた(我慢の限界だった)
▶泊まり介助(夜勤)ばかりだったから(こちらの身体が持たない)
▶時給が下がったから
▶給料が上がらないから
▶将来性がまったくないから
▶正社員で働くところじゃない(特に若者は)
(これらの声は特養、労健、民間施設、及び障がい者施設等で従事するスタッフの声をそのまま掲載しましたので、多少過度な表現が含まれているかもしれませんが、ご了承ください。)
★ 現場の生の声を集計してみると、結局施設従事者やヘルパーさんの仕事量が多い割に賃金が少ないということと、またそういった状況の中で課せられた責任への重圧や、人間関係、待遇などが退職したり、転職を考えたりする原因になっているようです。
★ 賃金が安いということに加えて、同僚との不仲と介護のストレスで疲れ果て、将来も不安ということから、利用者へのいじめや虐待につながるケースもあるということです。
★ こういった問題を解決するには、介護保険制度の見直しをもう一度ゼロから行う必要があるのではないでしょうか。一定の業者だけが儲かるしくみになっていて、末端で働く施設従事者やヘルパーさんたちに十分還元されていないということと、これからどんどん利用者が増え続ける高齢化社会では、現行制度ではまかないきれないところまできているのではないかと思います。
追伸:第2弾は『全国の地方議員100人にインタビュー』を準備中です。お楽しみに!
yk
第1弾は
『施設従事者・ヘルパーさん100人にインタビュー!』です。
少し長いですが、お時間あるときに目を通してみてください。
最近団塊の世代や、30〜40代でも自分の両親や祖父母の介護で頭を悩ませている人がたくさんいるようです。
民間の老人ホームだと値段が高いので、金持ちしか入れないことが多かったり、保険の適用ができる医療法人の介護老人施設だと、かなり長く待たなければならないにも関わらず、3ヶ月しか入所できなかったり、介護の度合いによっては特別養護老人施設にしか受け入れてもらえないが、待っている人が多くていつ入所できるか分からないといったように、ななかなかスムーズに行かないケースが多いようです。
一方介護施設やデイケアの現場で働いているヘルパーさん、介護士の方なども色々な問題をかかえながらなんとか業務をこなしているというのが現状のようです。
このような状況を少しでも把握するために、現在ヘルパーや介護士として仕事をしている方々に職場の同僚さんたちの声を聞いていただきました。
アンケートにお答えいただいた方々100人のナマの声は以下の通りです。
(18歳(学生含む)〜38歳の男女に聞きました。)
<<ヘルパー・施設従事者の労働・実務に関する主な意見、感想>>
▶賃金が安い
▶休みが取れない
▶休みが取りにくい
▶休むと人間関係が悪くなる
▶人手が足りない
▶仕事内容ト給料が合わない
▶シフトがいい加減
▶拘束時間は長いが残業手当はつかない
▶拘束時間が10時間なのに時間給は8時間で手当もない
▶自分の車を使うのにガソリン代を請求できない→やめるきっかけ
▶施設車両がないと自分の車を使わないと遅くなるし、ただ働きになる
▶車両手当と時給が込み→誰に聞いてもおかしいと言われる
▶施設で物がなくなったと言われ、嫌な思いをする
▶前に入ったヘルパーのやり方が悪い→とばっちり
▶援助項目にないことを言われる→断るとクレームを出される
▶私のプライベートを色々と聞いてくる
▶ヘルパーの不満やクレームを聞かなくてはいけない
▶女性が多いのでうわさ話や悪口を言われる
▶サービス残業が多すぎる
▶急に仕事を頼まれる→前もって言って欲しい
▶研修ミーティングが多すぎる→時給に関係ない
▶仕事が終わってからの集まりが多い→早く帰りたい
▶手取り16万円(支給が額面20万円)→将来不安
▶人の入れ替わりが激しすぎる→待遇(時給や給料)が少しでも良いところへ
▶交通費が出ない(自分の車を使用するのに。。。)
▶利用者様への好き嫌いで介助をしている人がいる
▶あのお宅へは行きたくない、とわがまま
▶いかに楽な利用者にあたるか・・・と思惑が見え見え
▶賃金が最低手取り20万円ないと、こちらの生活が成り立たない
▶貯金ができない。介護職の将来がこのままやっていても見えてこない
▶船頭がたくさんいすぎて、どうしていいのか分からない時が多々ある
<<辞めた、辞めたいと考えている理由>>
▶賃金が安すぎて生活できないので仕方がない
▶もっとマシな施設があるため
▶待遇が悪すぎる(給与・手当)
▶時給で派遣の方が賃金をもらえる(3万円多くなった)
▶他のヘルパーさんから誘われた(賃金もアップした)
▶新しい職場では車両手当がゼロから7千円支給されるようになった
▶人間関係でストレスだった(噂話に絶えられない)
▶上司が利用さんの前とスタッフの前で一変する性格が嫌だった
▶外国人スタッフが増えてきた為(外国人ということで仕事量増)
▶いいように施設に使われていた(我慢の限界だった)
▶泊まり介助(夜勤)ばかりだったから(こちらの身体が持たない)
▶時給が下がったから
▶給料が上がらないから
▶将来性がまったくないから
▶正社員で働くところじゃない(特に若者は)
(これらの声は特養、労健、民間施設、及び障がい者施設等で従事するスタッフの声をそのまま掲載しましたので、多少過度な表現が含まれているかもしれませんが、ご了承ください。)
★ 現場の生の声を集計してみると、結局施設従事者やヘルパーさんの仕事量が多い割に賃金が少ないということと、またそういった状況の中で課せられた責任への重圧や、人間関係、待遇などが退職したり、転職を考えたりする原因になっているようです。
★ 賃金が安いということに加えて、同僚との不仲と介護のストレスで疲れ果て、将来も不安ということから、利用者へのいじめや虐待につながるケースもあるということです。
★ こういった問題を解決するには、介護保険制度の見直しをもう一度ゼロから行う必要があるのではないでしょうか。一定の業者だけが儲かるしくみになっていて、末端で働く施設従事者やヘルパーさんたちに十分還元されていないということと、これからどんどん利用者が増え続ける高齢化社会では、現行制度ではまかないきれないところまできているのではないかと思います。
追伸:第2弾は『全国の地方議員100人にインタビュー』を準備中です。お楽しみに!
yk
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