オススメの1冊 「街角のメディア論」を読んで (内田樹 著)

日々膨大な情報が流れ、誰もが「速い答え」を求める現代。内田樹氏の『街角のメディア論』は、そんな情報の波の中で一度立ち止まり、社会との付き合い方を見つめ直させてくれる一冊です。

著者は、あふれる情報に踊らされるのではなく、その背景にあるものや、語られていない「沈黙」に耳を傾ける大切さを説いています。この視点は、地方政治の現場に立つ私自身の姿勢を深く省みるきっかけとなりました。

現在の政治でもSNSでの見栄えやスピードが重視されがちですが、地域の本当の課題はネットのトレンドだけでは見えてきません。声高な意見の背後にある生活者の不安や、地道な対話にこそ、政治が向き合うべき本質があります。

県議会議員として、文字通り「街角」に立ち、皆さんの生身の声を五感で受け止めること。情報に惑わされず、地域と共にじっくり未来を考える、地に足のついた「血の通った地方自治」の実現に向けて邁進する決意を新たにしました。

東ゆうこ